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販売中物件奥渋谷 富ヶ谷エリアの光と風が通り抜けるヴィンテージ|藤和駒場コープⅡ
物件名/ 藤和駒場コープⅡ ※この物件は成約となりました
住所/ 渋谷区富ヶ谷2-18-5
交通 / 京王井の頭線「駒場東大前」駅 徒歩10分、小田急線「代々木公園」東京メトロ千代田線「代々木八幡」駅 徒歩11分、小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩11分
管理形態/ 全部委託(巡回)、建築年月日/ 1981年12月 、構造規模/ 鉄筋コンクリート造4階建、土地権利/ 所有権、用途地域/ 近隣商業地域、総戸数/ 11戸
「藤和駒場コープⅡ」は東京大学駒場キャンパスの裏手、渋谷区と目黒区、世田谷区の境界を抜ける道なりに佇むヴィンテージマンションです。
白いタイル貼の爽やかな印象の外観。1981年築とは思えないほど美しく保たれています。街路樹の緑とのコントラストも相まって雰囲気の良い環境です。
総戸数11戸と、比較的規模の小さいマンション。建物の裏手には駐輪場・ゴミ置場が。ゴミ置き場はキレイに掃除され、管理体制の良さがうかがえます。エレベーターも改修されていて安心です。
◆成約事例 3階部分 (2LDK/76.77㎡)
●ランドスケーププロダクツの手がけたコダワリの内装(2014年リノベーション済)
●チェスナット材の無垢フローリング・室内窓・収納造作扉などデザイン性の高い内装!
●三方向角住戸!バルコニー南向きにつき陽当り良好
数年前にリノベーションが施された雰囲気の良いお部屋のご紹介です。
内装を手がけたのはデザイン集団「ランドスケーププロダクツ」。彼らが運営するインテリアショップ「Playmountain」やカフェ「Tas Yard」をはじめ、最近では「Call南青山」や「TORAYACAFE・ AN STAND」の内装を手がけるなど1940年~60年代の古き良きデザインをルーツに新しいものづくりをしています。
そんな彼らにオーナーがリノベーションを依頼したのは約5年前のこと。こだわりのチェスナット(栗)の無垢フローリングはいい風合いになり、築約38年のこちらのハコやヴィンテージなインテリアにもしっくりと馴染んでいました。
ほぼスケルトンに近い形でリノベーションが施されていますが、間取自体は分譲時と変わっていないそう。メインとなる約14.3帖のリビングダイニングを中心に、洋室2部屋とキッチンのついた2LDKのフロアプランは、壁で区切られているものの床材を同じフローリングで統一した事や、隣あう部屋同士は開放すると一部屋になる大きな引戸や室内窓のお陰で視線が抜けるため帖数よりも広く感じられ、とてもゆったりとしています。
それぞれの部屋にいても程よくそれぞれの気配を感じられる、ファミリーに優しい空間です。
大きな家具があったり、壁側には本棚やおもちゃが並んでいますが、動線には何も置かず余白を残すことでとてもすっきりとした印象を受けます。出窓部分の棚はレコードが置けるほど奥行きがありますよ◎
左上:窓には「ハンターダグラス」のロールスクリーン。(元々のようですが)サッシがブラックなのも嬉しいポイント。/右上:塗装壁にさりげなく配されたヤコブセンの「AJ Wall」がお部屋の良いアクセントに。左下:リビングの照明は調光器付。元々あったインターホンの受話器もレトロでいい感じ。/右下:こだわりのチェスナット(栗)材の無垢フローリングは経年して更に味のある風合いに。
お隣は約7.8帖の寝室。リビングとは大きな室内窓でつながっていて、こちらにも光が届き明るく感じられます。
壁側には一面収納が。海外のアパートメントにあるような扉のデザインは店舗や家具デザインも得意としているランドスケーププロダクツならでは。収納力や使い易さはもちろん、取手がなくスッキリとしていて見た目にも美しいクローゼットです。
リビングの奥には約7.1帖のもう一つの洋室が。写真では見えませんが壁側にはオープンシェルフが備わっているので、本を並べて書斎のように使ったり、子供部屋にするのに丁度良さそうです。こちらにもバルコニーがございます。
L型で使いやすそうなキッチンはクローズドになっていて、お料理に集中できそう。3口ガスコンロにオーブンも備わっているこだわりの造作カウンターは白・ステンレス・黒と、素材や色で空間が統一されているのでオープンに物を並べても様になります。無機質なスペースに無垢のフローリングや木のシェフルフが映えていて良いバランスです。
床にグレーのタイルが張られた洗面室。木の洗面カウンターは左右がゆったりとしていて使い勝手が良さそうです。ユニットバスも5年前のリノベーションで新しいものに刷新されています。ゆったりとしたサイズで、追い焚き機能付。
玄関部分には、寝室のクローゼットとデザインが統一された大容量のシューズボックスが設置されています。すぐ横にはトイレ。こちらは既存のものを利用しています。
廊下部分はカーペットが敷かれ、室内と少し雰囲気を変えています。壁はクロスの上から塗装を施していて、キャンバスにペイントしたアートのよう。「JIMBO」のスイッチプレートもニクいです。
建具は既存のものですが、全てライトグレーにペイントしていて取手も部屋のイメージに合うようなものに交換しています。
最後に眺望をご紹介。リビングや寝室のある南側のバルコニーはコスモス(宇宙)通りに面しています。日中は車の往来がありますが、夜は比較的静かで気にならないそう。緑の先には東大駒場キャンパスのグランドがあり取材中も学生達がサッカーをする声が聞こえてきて、和みました。
北側のバルコニーからの様子。前面にはマンションや戸建が建っていますが少し距離があるので圧迫感はないです。
取材に伺った日はあいにくの雨でしたが、3方向角住戸なのでいわゆる“死に部屋”が無くとにかく明るく感じられるお部屋でした。渋谷にもほど近い都心でいながら周辺には公園や緑・気の利いたお店も多く、バランスのとれた環境かと思います。