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事例紹介

S様邸@港区

 

 

東京リノベプロデュース、港区にあるヴィンテージマンションのリノベーション事例をご紹介。

 

 

 

 

以前リノベーションをご依頼いただいたお兄様のご紹介でご相談に来られた、S様ファミリー。

 

オーストラリア出身のご主人は建築家であるお兄様の影響でご自身も建築に対する興味が強くなり、自身でたくさんのスケッチや図面を手書きで書かれ、長年構想を練っていたそう。

 

以前設計事務所に依頼された基本設計の図面をお持ちだったため、今回は具現化するためのお手伝いとして施工会社をご紹介させていただきました。

 

 

 

 

 

 

躯体を活かした引き算リノベ

 

アートスタジオのようなラフな空間

 

 

イメージされたのは芸術家が制作のために使用するようなアートスタジオや70年代につくられた建物にあるラウンジようなラフでおおらかな空間。

 

「海外では家をDIYするのは当たり前の事。今回のリノベーションでは主にベースを整えるイメージで工事をお願いしました。

今後は自分で手を加えてどんどんアレンジしていけるよう敢えて余白を残しているんです」とS様。

 

 

都心にもかかわらず見晴らしの良い130㎡超のヴィンテージマンションの一室。

10年ほど前にお部屋を購入された当時は綺麗なリフォームがされていましたが、建物がつくられた当時の元々の生の状態に戻すような感覚で天井や壁材などを剥がし、使用する素材は合板・カーペット・タイルとシンプルなものに留め躯体の表情をいかす事を徹底しました。

 

 

 

 

 

 

間取り自体は大きく変えずに、剥がして整える事をメインにリノベーションがスタート。

 

 

居場所を限定せずどこでも座れてなるべく低い位置で過ごす事をご希望されたS様。

お部屋で大きなスペースを占めるLDKは、フローリングの硬い素材よりもやわらかいカーペットを使用するなど全体的にナチュラルで心地よい素材をセレクトしていきました。

 

 

天井には断熱用に木毛板が張られていました。S様がよく行くレストランの内装にも使用されており質感が気に入っていたためほぼ全ての部屋でこの木毛板を露出させています。電気配線にあたっては新たに露出配管し目立ってしまうのが好みでなかったため既存の電気配管を再利用する事を徹底したそう。

 

 

 

カーペットのリビングの先には既存を残した和室が。こちらも日当たりが良く居心地が良さそう。

 

 

 

 

 

「メインとなるキッチンは人が集まるところなので重要でした」とS様。

 

躯体現しの柱をぐるりと囲むようにダイニングテーブルを兼ねた幅約3.6mの造作カウンターを制作。側面の収納はラワン合板で仕上げ、天板には床や浴室にも使用している600mm角のタイルを使用。一面だけ色を変えるなどユニークな仕様になっています。

 

 

 

 

向かいのキッチン部分もベースの素材を合わせ、壁にはモザイクタイル、天板はステンレスを張り、収納部分はIKEAのキッチン収納を組み合わせて造作していきました。

無機質なコンクリートと温かみのある木の対比が面白く、ステンレスやタイルがポイントとなっていてスタイリッシュな佇まいです。

 

 

安価で手に入りやすい素材のラワン合板は品質にかなりバラつきがあるため、大工さんと一緒に木材の問屋へ出向き一枚一枚選定したそう。オイル塗装はS様ご自身で全て行なった。

 

 

 

 

 

主寝室は以前と同じ場所ですが収納が無かったため壁一面に新設。w1150mmの幅広の引戸で左右に開閉でき、大容量が頼もしく見た目もスッキリしています。

天袋の部分はダクトスペースやエアコンの設置場所となっていたため敢えてオープンにしていますが、塗装のコントラストが素敵です。

 

当初は壁のボードも剥がして全て躯体現しにする予定でしたが厚み20〜40mmの石膏ボードを削ってコンクリートを露出させる作業は時間もコストもかかってしまうため露出させるのは柱と天井のみとしましたが、結果的に良い雰囲気となっています。

 

 

もうひとつの洋室は既存を活かし、柱や天井を露出させ床のカーペットを替えたのみ。カーペットと塗装壁のミニマルな空間に躯体現しの柱や梁がよいアクセントになっています。

 

 

二つの洋室の間にあるお子様のための洋室。将来的にテラス用のユーティリティールームにする構想もあるため、床はタイル張りに。

 

 

引き込み式の引戸を組み込んだスッキリとした玄関部分。

 

 

水回りの設備も余計なものを削ぎ落としたシンプルな空間です。浴室はハーフユニットバスを採用。特殊な防水塗料を使用し一部躯体壁を残す事で、一般的なユニットバスとは異なるモダンな印象になっています。

 

 

 

新設したスイッチプレートですが既存のドアノブの素材に合わせたり、床は見切り材を極力使わずにスッキリと見せたりと工夫がたくさん。

 

 

 

全体的にラフなつくりに見えて、スタイリッシュでとても洗練されているように見えるのは、S様のこだわりで建具の枠をなくしたり、高さや間口の位置を揃えたりと、細かい部分まで徹底して設計しているため。

 

「お金をかければ当然いいものはできますが、素材を吟味し、工夫で魅せるような家づくりが好みです」とS様。

 

今回のリノベーションでは工事が進む中で施工上いくつもの制約が出てきたため、設計が進行中に変化していったそう。施工会社と二人三脚で乗り越え、結果的にローコスト素材を施工の工夫で昇華した知恵とセンスでつくる上質な空間となりました。

 

アートや植物、家具がお好きなS様のセンスで、ここからもっと素敵なお部屋になっていく事と思います。

 

 

 

 

【Data】

S様邸

構造 :RC造 地上7階建

用途 : 住居

家族構成 : 4人暮らし

延床面積 : 約130㎡

構造 :RC造

リノベ完成年 :2025年

 

Photo :  東京リノベ

 

 

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