WORKS
事例紹介O様邸@目黒区
東京リノベプロデュース、目黒区にあるデザイナーズマンションのリノベーション事例をご紹介。
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作家として活動されているO様。ご自宅でお仕事をされていらっしゃいましたが、オン / オフの区別がつけられないことや、作業スペースが十分に確保できない事にお悩みで、物書きのための仕事場をお探しでいらっしゃいました。
ご主人と一緒にいくつか物件を内見され、自宅からも徒歩で通える範囲の場所にリノベ向きのお部屋に出会い、購入されたタイミングで弊社にリノベーションのご相談をいただきました。
ヴィンテージマンションやホテルのようなクラシカルな内装がお好みでヴィンテージの雰囲気の空間をご希望されていましたが、ご自身のルーツが台湾にあるため、少しオリエンタルな要素も取り入れてみたいとのご要望もいただいていました。
ミッドチェンチュリーな空間づくりが得意な設計事務所をご紹介させていただき、プランを進めていきました。
ミッドセンチュリー × オリエンタルの融合
ヴィンテージホテルのような仕事部屋
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VINTAGE × ORIENTALという、一見ミックスするのが難しそうなテイストですが、デザイナーと相談し、カーペットや木板を染色した壁・アメリカンスイッチなどヴィンテージの雰囲気をベースとして、玄関→ミーティングスペース→ワークスペースと部屋の奥に進むごとに少しずつオリエンタルな要素が濃くなっていくイメージで空間をうまく仕上げていきました。
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住居仕様だったエントランスまわりは来客を想定した仕様へと変更し、既存のシューズボックスを撤去し収納を兼ねたベンチを造作。壁面にリブ材を配したニッチにはO様お気に入りの雑貨が並びます。
エントランス脇の元々の洗濯機置場は来客用のクローゼットへと変更。ホテルのような住まいとなりました。
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手前のお部屋は打合せスペース兼自身が気分転換できるようなリラックスできるスペースを確保。
染色の板貼りの壁面は弊社の事例を気に入って取り入れてくださいました。
このお部屋のためにオーダーされたダイニングテーブルとチェアは、天童木工の日本の家具デザインの創成期を支えた水之江忠臣によるデザインのもの。こちらの家具は元々図書館の閲覧用として設計されたプロダクトで、本にまつわるお仕事をされているO様にしっくりきたようです。
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部屋の真ん中にあった対面キッチンを撤去し、コンロをなくした壁付けのミニキッチンに変更。空間がぐっと広く感じられます。さりげない壁面のタイルやステンレスの素材も良いアクセントになっています。
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このお部屋の1番のポイントである、ラタンの素材を用いた造作の引戸。視線がほどよく抜ける間仕切りにすることで閉めていても圧迫感がなく、部屋全体に広がりを感じます。
特徴的なアールのデザインも造作ならでは。開けていても閉めていても絵になる佇まいです。
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ゆったりとした奥のワークスペース。
窓に向かってデスクを配し、資料を広げられるよう壁いっぱいにL型にカウンターデスクを造作。カウンターデスクの下と上部の壁には引戸とデザインを揃えたたっぷりの収納もつくっています。上部にはオープンな収納棚を設置。仕切りのデザインには変化をもたせていて、オリエンタルな雰囲気を感じます。
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元々はウォークインクローゼットだった場所にはO様念願の本や資料をたっぷり収納できる書庫を用意。棚などは全て小柄なO様の手が届きやすいようちょうど良い高さで設計されていて、使い勝手が良いそう。
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デザイナーと何度も吟味したカーペットの床もお気に入り。
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ヴィンテージを感じる空間のなかにオリエンタルの要素がちょうどよいバランスで溶け込んだ今回のリノベーション。
この空間に合う絵や小物を選ぶのが最近の楽しみとおっしゃるO様。どんどん素敵な場所になっていくことと思います。
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【Detail】
0様邸
構造 :RC造 地上11階建
用途 : オフィス
家族構成 : 夫婦(主に奥様が使用)
延床面積 : 約40㎡
構造 :RC造
リノベ完成年 :2024年
Photo:Takuji Iigai
【Before写真】
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【Before→After】
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