WORKS
事例紹介nr1977-
ミハデザイン一級建築士事務所によるリノベーション事例。
2LDKだった室内を風通し良く一体にし、そこに子どもの遊び場、勉強場、寝床を兼ね備えた小さな2つのはこを配置しました。
これらのはこは、少し籠もったところ、向こう側が見えるところや見えないところなど、室内全体に場を展開していくように計画され、素材選びがされています。
「その向こう」が感じられる空間を作り出し、そこにこどもたちの活動が加わることで生き生きしたものになっていく、という考えを基に作られています。
Data
所在地 :東京都
家族構成 :夫婦2人+子ども4人
専有面積 : 71.5㎡(うち62.3㎡をリノベーション)
建築年:1977年
構造: 鉄筋コンクリート造 9階建ての7階部分
写真全て: sadao hotta
箱の上がベットになっている為、小さいながらもプライベートな空間が生まれます。
将来子ども達が独立した後を考えると、小部屋に分けてしまってはもったいないと考え、家族の成長に合わせて対応出来る
よう設計されました。こどもたちの成長に合わせて、使い方や意味合いも変化していきます。
キッチン背後の東南側に配置した青いフェルト貼りのはこです。ダブルサイズとシングルサイズの寝床が頭を突き合わせて縦に並んでいます。
寝台の板は開閉でき、収納スペースとなっています。また、仏壇やクローゼット・たんす、パソコン用のつくえ、棚などがこのはこに内包されています。
玄関入ってすぐの北側に配置された木目のはこです。
下部は自分だけのスペースにもなる、シングルサイズの寝床が3人分区切られて並んでいます。上部はつながったつくえと椅子、本棚になっています。