WORKS
事例紹介K様邸@渋谷区
風格あるヴィンテージマンションで実現
モダン×クラシック
ホテルライクなモノトーン空間
物件探しから購入まで
代々住み継がれていた戸建にお住まいだった施主のK様ファミリー。老朽化に伴い解体する事になり、次の住まいを探され初めたそう。ちょうどよいタイミングで近くのマンションの一室が売りに出され、購入を決断された。
「マンションと言っても1フロア1世帯で戸建のような感覚で暮らせることや、陽当り・眺望の良さが気に入ってここに決めました。
古いマンションだったのでヴィンテージマンションのリノベーションを得意としている会社を探していたところ、東京リノベを見つけました。」 そう話すご主人様。
既に物件やリノベーションへの予算や引越しの期日も決まっていた事もあり、打ち合わせから引き渡しまでスピーディにリノベーションが進んだ。
目指したのはNYのアパートメント
以前の住まいは木の素材がたくさん使われていたため、今回のリノベーションでは極力 木以外の素材を希望された。
リビングを中心に内装はもちろん、家具や照明、植栽に至るまでフルコーディネートさせていただく事に。
約20帖以上のゆったりとしたリビングを中心に、モノトーンで統一したホテルライクな上質空間に生まれ変わった。
20帖超の大型リビング・ダイニング
約150㎡以上ある大型間取りのこちらの住居。間取りを大きくパブリックスペースとプライベートスペースの2種類に分けプランニングしていった。
パブリックスペースのメインとなるのは三方にバルコニーがあり、20帖を超える広さを有する開放的なリビング・ダイニング。来客の多いK様に合わせ、20帖超えのリビングダイニングを配置し、ガラスの間仕切りでキッチンをつなげた。
カラーはホワイトをベースにオフホワイト、グレーなど微妙に色の違いをつくることで、大きな空間でも間延びすることなく広がりのある空間をつくりあげることができている。
家具は空間に合わせ、「Time&Style」のテーブルやソファをメインにコーディネート。来客が多いためダイニングテーブルは8人掛けのもの、ソファも移動できるフレキシブルなものをセレクトした。
空間のアクセントに、実用性と演出性を兼ね備えた照明を配置。ダイニングにはTomDixonのBeat Tall Pendant、リビングにはFLOS社のIC Lightsを選択。クラシカルな内装の中にモダンさがプラスされ、洗練された印象に。
シンプルな白いタイルを貼った独立型のキッチンスペース。メンテナンスなどを考慮して国内メーカーのキッチンを採用。引き出しや取っ手、収納棚などは造作し自分スタイルが完成。ガラス引き戸を間仕切りにすることで圧迫感をなくし、コミュニケーションも円滑になるよう工夫している。
プライベートスペースには夫婦の寝室とキッズスペースを配置
窓をふさいでヘッドボードを造作した寝室は大理石の壁タイルやシンメトリーなブラケットを配し、ホテルのような空間に。
「チューリップテーブル」や「PH5」などの名作とIKEAの家具を組み合わせた遊び心溢れるキッズスペース。現在はスタディールーム/寝室と、用途で分けているが将来はそれぞれの個室として使用できる設えに。
水回りは1箇所にまとめ、使い勝手を重視
白・黒・グレーでコーディネートした洗面脱衣室。床も壁もタイルで仕上げ、清潔感のあるスペースに。
バスルームはTOTOのハーフユニットバスとタイル張りの壁などを組み合わせたオリジナル。
玄関とリビングの間にあり、ゲストも使いやすいトイレ。間接照明や大理石のモザイクタイルで雰囲気アップ。
風格あるヴィンテージマンションだからこそ本物の素材がより引き立った今回のリノベーション。
ツルっとした大理石と絨毯のやわらかい質感の対比や、室内も全てきっちり作り込むのではなく梁の部分は敢えて一部躯体のままの表情を残すなど、メリハリある仕上げが空間を更に奥深いものにしている。
パブリック/プラーベートと用途を分けた間取りにする事で、家族もゲストも気兼ねなく過ごす事のできる心地よい空間となった。
【Data】
用途 : 住居
家族構成 : 夫婦+子供
延床面積 : 約150㎡
構造 :RC造
photo:katsuhiroaoki